友達の畑の裏の山にのぼって、落ち葉を集める。
生まれて初めて「熊手」を使ってみる。
それは躍進的であり、未知へと誘う。
集めた落ち葉を畑にまく。
きっと、土に染みていくのだろう。
春には、何が起こるのだろうかと、
太陽が日差す冷たい空気の中に思う。
竹の根を掘っていると、
近所のおばさんに、
境界付近にある大きな梅ノ木が、大胆に折れているコトを告げられる。
竹の根を掘っている、すぐ1メートルほどのトコにある梅ノ木であったのに、
言われるまで気がつかぬほどに大胆におれている。
それは雪の仕業であり、竹ヤブの竹でさえ、数本が倒されている。
倒れた竹と折れた梅ノ木をノコギリで切断し、ヒトが通れる空間を確保。
折れた梅ノ木の枝で焚き火をするのは、2ヶ月ほど先になりそうだ。
お昼になる前に、山をおりて、街へ。
ほんの数時間の山生活。
本の中でしか会ったことにないアノ人の
見ていたコトが、とても気になるのだ。
よこち
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