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通勤のブルース

昨夜。

日付が変わってから数時間。

スケートで家に向かう僕。

屋台のラーメン屋さん発見。

「ラーメン1つお願いします」

うっかり入店。

夕ご飯は食べたのだけど、
夕方からラーメンな気分だったから
しかたなし。

週末だからなのか、仕事のアトに飲んでいたのであろう、
職場仲間らしき4、5人。

「お兄さん、ビール飲みますか?」

と、集団のヒトリのほろ酔いの方。

「ごめんなさい。僕、飲めないのです。お気持ちだけで。」

せっかくの粋なココロに、申し訳なさでいっぱいだ。

そんな時に、、ラーメン屋さんのおじさんの「どうぞ」という声。

振り向くと、カウンターにラーメン。

おじさんがコッチを見ていたから、どうやら僕のラーメンだ。

カウンターに置かれたラーメンとおじさんの様子から推測。

このお店は自分で取に行って、席までもってくるスタイルらしい。

ラーメンに近づくと、ドンブリに、ほぼ、口切イッパイのスープと麺。

こぼさずに、席に帰還するには、高いレベルの技術が必要だ。

自信も経験も無いが、やるしかない。

こぼさぬように、そっと、どんぶりを持ち上げる。

熱い。

ギリギリ、ガマンしたくない熱さ。

スープが口切イッパイなコトで、熱いコトを忘れていた僕。

席までは、たった3歩くらいの距離であるが、はたしてこの熱に耐えられるのか?

いったんドンブリをカウンターに戻して、作戦を練ることも考えたが、
カウンターも、すでに過去の距離となっている。

選択肢消失。
進むしかない。
覚悟。
このまま手が溶けようとも、僕は絶対にドンブリを離さない。

到着。

自分のドンブリ運搬レベルが高いコトを知る。


実食。

記憶以上のおいしさに、たかなる。

大好きな麺の太さと、大好き硬さのチヂレ麺。

あっさりしているが、浅くないスープ。

昔ながらのチャーシューがフタカケラ。

ナルトと海苔はビジュアルをも引き締める。

今、この時間に、これ以上のラーメンは考えられぬ。

ごちそうさまです。

550円をはらい、ほろ酔い集団に挨拶して、席をたつ。

「ここらへんは、どこでスケートをするのですか」

唐突(とうとつ)な問いに戸惑う。

ほぼ、通勤しかできぬ僕。

その集団のみんながイメージする、
どこかの公園や駐車場で飛んだり跳ねたりはできぬのだ。
すまぬ。

イエローにあるミニランプは多少できるから、
そのコトを話すことも考えたが、
なぜ、バイク屋にスケートのミニランプがあるのか、
うまく説明できる自信がない。

とはいえ、通勤などと言えば、
スケートが通勤に対応できるなど
普通ならば理解できぬだろうから、
よけいに疑問を増やすコトになるだろう。

かたまる僕。

とにかく、何か返事をしなければ、失礼だ。


「通勤でしか、すべれないのです」


変だ。
なんだ、この答え方は。
質問の答えになっていない。


「通勤ですか?」

「はい」

予想通り、理解不能らしい。

が。
ほろ酔いのチカラもあったのか、

「通勤できるんだねー、すごいね」

仲間どおしの会話に自然に発展。

これ以上つっこまれないようだ。
クリア。

かるく会釈(えしゃく)をして出発。


屋台をみつけてから、出発するまで、
たぶん20分くらい。

その間に起こる、いろんなドラマ。

ちょうど良い温度の中をすべりこみながら思う。

この満ちたキモチはなんなんだろう。



「ビールの一口くらい、のめるようになろうかな」
(うそ)


よこち






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