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必然という言葉よりも

たとえば、街にある定食屋さんや、ソバ屋さん。

その土地の人しか知り得ることのできぬ、
生活と、強い結びつきを持つ店。

そんな空気のラーメン屋さん。

お店に立っているのは、
僕らの母親と同年代であろう、女性数人。

もともと港街であるから、
男は海へ。
女性は食をつくって待っている。

そんな風習らいしい。


でてきたラーメン。
「意識した飾り」
などは微塵(みじん)もなく、

そこには、
スープと麺とチャーシューと具が、
存在するだけ。


スープの色は、果てしなく濃い。
それは、
中の麺や具が見えない不透明度。


僕は、スープを口にする。

何だ?
何なんだ、これは?

あきらかに、初めての味。

濃い。
ひたすら濃い。

背油やニンニクなどで「濃厚」なのとは、
まったく違う。
おそらく、それらはほとんど入っていない。

チャーシューの煮汁を割る。
ほぼ、それのみ。
それが、このスープなのだ。



なんだ!?


次に僕を襲った感覚は刺激だ。
僕の口はピリっと刺激される。

その正体は玉ねぎ。
このスープには、刻まれた「玉ねぎ」が含まれている。
「長ネギ」ではなく「玉ねぎ」なのだ。

濃い醤油味の中に、
ピリっと玉ねぎ。
予想もしない組み合わせ。

そこに、薬味として用意されているニンニクを、
任意で入れる。
それは、スープを甘くする。


次に、麺。
ちょっと太めの麺。
濃い醤油との良い相性だ。


いよいよチャーシュー。

不規則に並べれれたチャーシュー。
よく観ると、不規則なのは、並べ方だけではない。
チャーシューの厚さ、大きさが、全てバラバラ。

薄くて脂身の多いテロテロ系のチャーシューもあれば、
豚の角煮のよなチャーシューも存在する。

こんな事態は初めてだが、
とにかくチャーシューを食べてみる。

濃い。
スープより、さらに濃い。

ゴハンと食べたい欲求にかられるが、
このお店に、ラーメン以外のメニューは存在しない。



何っ!

食をすすめる僕は、
麺でもなく、チャーシューでもない物体に遭遇する。

「ワンタン」

まだ、こんなサプライズがっ!
それは、僕に追い討ちをかける。


目の前にあるラーメンの名。
それは、

「竹岡系、シャーシューワンタンメン」


狙った派手さや、狙った濃厚さ。

それは、
この生活の中で生まれた、
自然の「濃い」の前では、薄く感じられてしまう。


僕らがかるくヒメイをあげそうな、
こんなにハードコアなラーメンを、

目の前で
子供からお年寄りまでが
普通に食べているのも、
この土地の生活の中で生まれたラーメンだからなのだろう。



本日、ちょっと早起きして、
お仕事でちょっと遠征。

仕事の後に、連れて行ってもらったラーメン屋さん。

「このラーメン食べると、ノドかわくんですよ」
と、連れて行ってもらった人のコメント。

食べたのは、お昼頃。
今は、そろそろ日付がかわろうとする時間。

同感。


僕は今日、この一杯のラーメンの中で、
多くの初体験をする。


さてさて。

明日、4月18日(土曜日)は、仕事のスケジュールの都合で、
お店はお休みとさせて頂きます。

翌日、4月19日(日曜日)からは、
通常営業します。

ご迷惑をおかけしますが、
よろしくお願いします。

よこち

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