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レジカウンターのブルース

レジカウンターに商品を乗せたトキに、ふと、思ったのだ。



コンビニ。

頼まれたのはカレーウドンとおにぎり1コ
僕が選んだのは、チキンステーキ弁当。

その、
カレーウドンとオニギリとチキンステーキ弁当が
レジカウンターにならんだのを見て、思ったのだ。


良い組み合わせだ。
カレーウドンとオニギリは、無条件に相性は良いし、
カレーウドンとチキンステーキ弁当は「お弁当と汁系」
にあたるから、これも揺るがぬ相性。


その良い組み合わせが、僕を悩ましたのだ。


チキンステーキ弁当とカレーウドンとオニギリ。
ちなみに、このカレーウドンは500円くらいする重量級なボリューム。
ということはだ。
今、レジカウンターに並んでいるのは、いっしょに食べてもおかしくない、
相性の良いフタリ分の量の食べ物なのだ。


それをヒトリで買う僕。
ということはだ。
「フタリ分」ではなく、
この状況だと、まるで、僕がヒトリで全部を食べるみたいじゃないか。


「あらぁ、こんな、ちんちくりんな体して、たいそう食べはるなぁ」

レジのおばちゃんのココロの声が聞こえてくる。


いまさらこの僕なんかに、はずかしとかいう感情はないが、
なんか、くやしい。
べつにどうでもよいが、なんか、くやしい。



しかし。
そんな僕は、この状況を逆転するプラス材料に気がつく。

それは「おにぎり」を温めないでください。
と、言ったコトだ。


これによって、相手が何を感じるかといえば。
「チキンステーキ弁当弁」を温めて、同じお米系である「おにぎり」を
温めないなんてコトは、おかしい。
もし、ヒトリでコレラを全部食べるとしたら、「オニギリ」も温めるはずだ。
あたたかなお弁当のあとに
冷たいおにぎりを食べるなんてコトをしたら、その違和感の大きさなんて、
とてもはかりきれるサイズではなく、せっかくのお弁当とオニギリの味を
楽しむことに、たどり着けぬだ。

それにくらべて「温かなカレーウドン」に
「冷たいおにぎり」の組み合わせは、想定できる。
冷たいオニギリを口に含み、そのアトから、あたたかなカレーウドンを
口に追加するコトは、その温度差も、カレーウドンとオニギリの交わりを
つよくするのだ。


そうだ。
そうだろ?
これで、僕が全部たべる、という疑惑は、はじめから発生していなかったコトになる。

あわてた自分に少しテレルが、まあ、結果良い。



が、
つかのまだ。


僕は、新たな状況にもきがつく。
「ステーキ弁当」と「カレーうどん」を温めて、
おにぎりを温めないというコトはだ。

「ステーキ弁当」と「カレーウドン」は今たべて、
「おにぎり」は三時のオヤツ、もしくは、夕方、少しおなか減ったトキに
食べる。

そんなスタイルも、この世の中には存在するのだ。
お昼にフタリ分ほどの量を食べたアトの3時のオヤツがオニギリ。

なんて、くいしんぼうスタイルだ。


「こやつ、まじ、病気やわあ」

レジスタッフのおばちゃんの無言の裏から聞こえてくる。


逆転したかと思えた状況の闇は深さ増し、僕に襲いかかる。


違う。
違うのだ。
そんなんじゃないのだ。

いっそのコト、
言ってしまうべきか?

「僕は頼まれたんです」

こういえば、良いのか?

「僕はチキンステーキ弁当だけ食べます」

それですべて救われるのか?

そうなのかっ!?





「おはしは2膳でよいですか?」


「・・・あ。。。あ!!はい。」




はじめから、フタリ分だと知っていた、
レジスタッフのおばちゃん。




そこには嵐なんて、はじめからなかったのだ。
それは、ただのそよ風。
そのそよ風を、僕が勝手に、嵐のマエブレとカンチガイしたのだ。

ああ。
僕はなんてあさはかで、臆病者なんだ。



会計をすませ、店の外にでると、
ゴミバコの横で、今日も僕をあざ笑うブルースがいる。

OHブルース。
オレならこう言ったとでも、僕に言いたいのか?



「お箸は一膳でよいです」



よこち





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